宇連ダムとその重要性


愛知県東部の新城市にあり
豊川水系宇連川に作られたダムです。


昔の東三河は干ばつに見舞われることがあり
国営事業として計画され1958年に完成。


せき止められたダム湖は鳳来湖と名づけられていて
春秋になるとそれなりの人が訪れるようです。

また、釣り場やキャンプ場もあるため
平日でも人がいることが多いです。


ちなみにダムの形式は
重力式コンクリートダムで日本では元も適した形式のようです。


この宇連ダムの水は豊川用水路を経由して
新城、豊橋、豊川、蒲郡、田原と湖西の一部に届いており
東三河のほぼ全域をカバーしています。

特に渥美半島は大きな川や山がなく
日照りが続くとすぐに干ばつに悩まされていたので
重要な施設であることがわかります。



東三河は三河港付近に工場がたくさんあったり
内陸にも大規模な工場が点在しているだけではなく
農業もかなり盛んな地域の為
工業用水、農業用水、生活用水など
さまざまなことに使われています。



宇連ダムが渇水になると?


ニュースでは騒ぐこともありますがまだ焦らなくても大丈夫です。


その理由は
宇連ダムの下流に大島ダムがあり、
大きさは宇連ダムの1/3ほどなのですが
宇連ダムの貯水率が10%でも大島ダムの貯水率は50%を超えています。

また、複数の貯水池があったり
どうしてもやばいというときは
静岡県の佐久間ダムから水を補給することもできます。

これらの理由から生活用水に困ることはあまりないと考えていいでしょう。



とは言っても、宇連ダムの貯水率が下がってくると取水制限がかかり
学校のプールの授業がなくなったり
工業用水などの水を少し減らしたりします。


渇水になりそうだったり節水が必要な時には
無駄遣いをしないようにしましょうね。



さあ7月に入りこれから本格的な夏に入ります。
最近は毎年水不足だったので
今年はならないといいですね。


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参照・参考元
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=1219

http://chienavi.jp/uredamu/